英検準2級は高校1~2年生のレベルが必要になるので、小学生で合格するのは難しいと思いませんか?
わたしの息子は小学5年生で英検準2級に合格することができました。この記事では、息子が使っていた単語帳や英会話スクールのレッスンで合格できたポイントをまとめています。
- 小学生が英検準2級に合格した勉強法
- 英検準2級の合格に役立ったテキストや単語帳の紹介
- 独学より英会話スクールがおすすめの理由
- 家庭でできるリスニングを向上させる学習方法
どのような単語の学習が効果的であったか、どのような勉強方法を取り入れるといいか、などを探している親御さんには有益な情報だと思います。
子どもには、合格させてあげたいですよね。
小学生の英検合格に向けて、実用的で成果を出すためのヒントとなれればうれしいです。
目次
息子が英検準2級にチャレンジした理由
息子はいきなり英検準2級に挑戦したわけではなく、小学2年生から英検5級の試験を受け始めています。小さいころから英語の歌やアニメに関心を持っていた息子は、英語に触れる中で自然と英語の世界に興味を持つようになっていきました。
小学生になってからも英語への魅力を強く感じていて、ディズニーのアニメを英語で視聴したり、YouTubeで英語の歌を聴いたりして耳が慣れていたようです。英検5級を合格して自分の英語力を客観的に確認し、さらに上のレベルを目指す自信と意欲を深めることができました。
英検5級の合格体験は息子にとって英語学習の大きなモチベーションとなり、続けて4級・3級も合格して英検準2級にチャレンジとなったのです。さすがに準2級はむずかしいだろうと思っていたのですが、一発で合格できたのは驚きでした、
帰国子女などの特別な環境でなくても、小学生で英検準2級合格は可能だということを実証してくれました。といっても、英語の勉強だけをやっていたわけではありません。親としては、合格に向けての環境を整えてあげたくらいです。
英検準2級の勉強で使ったテキストや単語帳
息子が使った英単語帳は、上記の「文で覚える単熟語」です。この単語帳はテーマを分けてシチュエーションごとに例文があり、文脈を通して単語や熟語を覚えられるのが特徴です。ちょうど英検準2級の長文くらいの文量になっているので、長文が苦手な息子には長文を読むのにも役立ってピッタリでした。
英検準2級では、2,600語~3,600語くらいが合格に必要な語彙力と言われています。大人でも「ヒエー」となる量なので、子供にとっては単語だけが並んでいるよりも、文章で覚えたほうが圧倒的に記憶に残りやすいと思います。
飽きっぽい息子でも続けられました!
ただ、どんな単語帳でも英単語をすべて記憶できるわけではないと思いますし、もちろん息子も全部を完璧に覚えているわけではありません。それでも定期的に読み返したりすることで、少しずつ息子の記憶に単語をしっかり定着するのに役立ってくれました。
特に、色々なシチュエーションの文脈で単語を覚えることで、その単語の意味を文字だけでなくイメージで理解していました。これは文章で覚えるメリットなので、その点でも「文で覚える単熟語」はおすすめです。
結果として、息子は英検準2級に必要な語彙力を確実に身につけることができましたし、楽しみながら学習することで英単語の知識が自然と増え、試験の準備をしっかりと行うことができたと思っています。
実は、息子には英検準2級用の問題集は買っていません。
問題集のおすすめが紹介できず、すみません。
息子は英会話スクールに週2回通っており、英会話スクールのレッスン内で英検準2級の過去問をテキストにして対策をしてくれていたからです。また、自宅で宿題をして添削をしてもらい間違いを教えてもらうことで、徐々に力がついていったと思います。
また、英会話スクールや英語学校では、設問と問題の読み解き方や点数を取るコツなども教えてもらえます。先生の教え方が上手だったため、息子の合格につながったのでしょう。
ちなみに、英会話スクールに行かなくても合格はできると思いますが、独学で問題集を解いて学習を進めていくのは小学生では難しいのではないでしょうか。英語の得意な親御さんだったらサポートできるでしょうが、私や妻のように英語レベルが「チーン」だと教えようもありません。
小学生レベル、、、
子供向けの英会話スクールはご自宅の近くに数軒はあると思います。レッスン金額はスクールによって大きく変わるため、講座内容や時間などを比べてみるといいですよ。
英会話スクールは基本的に高めが多いですが、良心的な価格で手厚いサポートのスクールもあります。
なお、息子には自宅でも英検公式サイトの過去問を自宅で何度かさせました。問題に慣れさせたいことに加えて、マークシートの塗り方の練習もさせたかったからです。
小学生はマークシートに触れる機会は少ないですから、やっておいて損はありません。公式サイトからプリントアウトできるのでご参考ください。
リスニングの強化でやったこと
小さいころから英語の歌やアニメをよく見ていたため、どちらかというと息子は読み書きよりリスニングが得意です。
とはいえ、英検準2級となるときっちり聞き取れないといけない合格できないので、リスニング力を高めるために日常生活で英語に触れる機会を増やす工夫をしました。自宅では、YouTubeで英語のアニメや歌を視聴したり、Eテレの子供向け海外ドラマを副音声で見させてていました。
YouTubeには、ひたすら英語の文章を聞かせるヒアリング強化動画もありますね。
英会話スクールでは、ネイティブの先生がレッスン中は99%英語で話してくれるので、自然な発音での聞き取りを学べました。会話をしながらなので、実践的で聞き取り能力を大いに向上させてくれたと思います。
英会話スクールの活用(スピーキングの練習)
スピーキングの上達には、実際に話す経験が不可欠ですね。息子は英会話スクールに通っているので、レッスン中に先生やクラスメイトとの会話でみっちりとスピーキングの練習ができる環境は良かったです。
息子の通っている英会話スクールは、テーマを与えてそれについて意見を求めたり、生徒同士で議論させたりしています。どうしても話さないといけないので自然とスピーキング力がついていったようです。
一次に合格した後に、二次面接用の練習も続けてやってもらえるのは英会話スクールならでは。もし英検対策だけの塾に通っていたなら、問題の解き方がメインで、スピーキングの時間は二の次になっていたかもしれません。
レッスン講座の中に英検コースがある英会スクールがおすすめですね。
さいごに:英検準2級を小学生で合格するために
試験場に行くと息子と同じくらいの子供がたくさん英検を受けに来ています。英検の合格級によって高校や大学受験にもメリットがあるため、小学生や中学生の英検受験者数は今後もっと増えていくでしょう。
英検準2級は問題集やアプリの活用で、独学での合格も可能だと思います。ただ、試験なので解き方にはポイントやコツがあります。
高校や大学受験の前に塾に行くのと同じように、英検上位の級に合格したいなら英語学校を活用するのが近道です。英会話スクールならヒアリングやスピーキングの練習にもなるので一石二鳥。
上手に活用して、英検準2級の合格を目指してくださいね。